あなた自身のビジネスをじっくりと分析する際、
たいていの場合、ビジネス構成には、80/20の考え方が当てはまります。
あなたのビジネスの20%が、
あなたの儲けの80%を稼いでいるかも知れないのです。
そして、あなたの抱える問題の80%が、
あなたのビジネスの20%の部分に起因しているかも知れないのです。
この場合でも、
その両方の20%が同じ部分で無い限り、あなたのビジネスは大丈夫です。
このような分析を行なうと、
その結果、ビジネスを広範囲にわたって設計し直さなければならなくなる
ことも少なくありません。
難しいことですが、それを受け入れるべく、
十分に心構えをしておくようお勧めします。
例えば、私が以前、
オーナー兼経営者をしていたジェネラル・カセット社では、
音楽プロダクション・ビジネスから完全に撤退し、印刷業へと転換しました。
音楽ビジネスは、売上のかなりの部分を占めており重要に思えましたが、
利益の上では、ほんのわずかの部分にしかならず、
会計上の問題では、かなりの部分を占めていました。
また、音楽ビジネスを続けるには、別の機材や在庫が必要でしたが、
10%に満たない利益を稼ぐために、
利用できる在庫予算の相当な部分を費やしていたのです。
このような分析を受けて、
ある日、我々は「音楽ビジネスから撤退しよう」と決めました。
これは、この会社のビジネスを、
文字通り、再定義し、再設計するものでした。
問題企業の経営再建から学ぶもう一つの教訓としては、
ほとんどのビジネスにおいて、
商品によって、あるいは、マーケティングの方法によって、
ブレークスルー(現状打破)を実現できるということです。
次回のメールでは、この重要なテーマについて取り上げようと思います。
ダン・ケネディ
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