今回のメールでは、ビジネスに応用できる、成功する広告に
しばしば見られる特長について、お話ししておきたいと思います。
それは、新規顧客を引き付けるために、広告主が、
何かを無料プレゼントする「勇気」を持っているという点です。
私は、あえて「勇気」と書きました。
なぜならば、ほとんどの経営者は、堅苦しくて、しみったれだから、
客がまた来てくれるかどうか、一か八か掛けてみるということができないのです。
しかし、無料プレゼントのオファーほど、注目を集め、興味を呼び起こし、
あなたの商品やサービスを試してみようという気にさせるものは、
他にありません。
マレー・ラフェルの
「でも、サックス・フィフス・アベニューなら、そんなこと、するでしょうか?」で、
彼は、レストランの例を書いています。
無料ランチをプレゼントすることで、レストラン業を立ち上げる話です。
もちろん、1週間の間に、数千食もの無料ランチを提供することで、
レストランには相当の経済的負担がかかります。
おそらく、4千から5千ドルになるでしょう。
しかし、もし、その無料ランチが本当に美味しくて、
数百人が常連になってくれれば、顧客獲得費用は、
他の広告による方法の多くと比べても、ずっと安上がりなのです。
このアイデアは、どんなビジネスにも応用できます。
ですが、残念ながら、実際に試してみる人は、ほとんどいないでしょう。
「勇気なくして栄光はない」のです。
次回のメールでは、勇気を出して、このアイデアを使った企業について、
そして、その結果がどうだったかを、お話しします。
ダン・ケネディ