前回までのメールでは、
ダイレクトメールのフォーマットについて論じました。
最初に、安価な「セルフメイラー」フォーマットを使って良い場合と、
使ってはいけない場合について説明しました。
今回は、私の好みのタイプのダイレクトメール、
すなわち封書のダイレクトメールについて、お話ししたいと思います。
封書によるダイレクトメールを送ることに決めたとして、
今度は、さらに2つ、選択肢があります。
私が呼ぶところの「看板広告」タイプのダイレクトメールにするか、
それとも「奇襲」タイプのダイレクトメールにするか、です。
多くのマーケターは、「奇襲」タイプを好んでいます。
この方法では、封筒の外側には、
それがダイレクトメールであることを示すものは何もありません。
差出人住所にも、会社名は書きません。
個人の名前を書くか、あるいは、住所だけです。
ティーザー(じらし)コピーも、ヘッドライン(見出し)も、
中身が何であるかを示すような言葉やフレーズも無いのです。
定形の洋形4号ではなく、変わったサイズの封筒が使われることもあります。
このような「奇襲」攻撃を、完璧なものにするため、宛名ラベルは用いません。
宛名は、手書きするか、あるいは、一人分ずつ、タイプします。
また、料金別納郵便にはせず、切手を貼ります。
なぜ、このようなことを、
わざわざ手間をかけてまでしているのでしょうか?
この裏づけとなる理論について、次回のメールでお話しましょう。
ダン・ケネディ
ダン・ケネディ「富を引き寄せ裕福になるための10の方法」【無料】
マーケティングの神様、ダン・ケネディの知識をお届けします【無料】
【今なら最大30%OFF】多くの政治家、経営者、投資家愛読の『ニューズウィーク日本版』