FROM テッド・ニコラス
コントラリアン(他人と反対のことをする人)の起業家が、典型的なビジネスオーナーよりも成功しているのは、なぜでしょうか?
主に7つの理由がありますが、今回は、そのことを皆さんにお話ししたいと思います。
1.成功への道は自分自身で選ばなければならない。
「パーフェクトな成功への道を教えて欲しい」とよく言われます。しかし、それは不可能です。
自分のビジネス、自分の人生をどうしたいのか、それは自分で決めるしかありません。誰かにとって理想的な道でも、それが皆さんにとって正しいとは限らないからです。
私はマーロ・トーマスが書いた「The Right Words at the Right Time(邦題: 私の人生を変えた黄金の言葉)」が大好きです。
彼女が10代だった頃、父親でコメディアンの故ダニー・トーマスに「私にとっての最高の仕事って何かしら?」と聞きました。
彼女の18歳の誕生日、その質問の答えとして、父親のダニーは誕生日ギフトと一緒に馬のための目隠しをプレゼントしました。
そして、ダニーが娘に送ったバースデーカードには、「自分のレースは自分で走らなければならない」と書いてありました。まさにその通りだと思います。
2.自発的に行動しなければならない。
成功する起業家は、自分でモチベーションを上げています。
誰かから言われて行動するようではいけません。いつ、どのようにやるのか言われるまでやらない。それではいけません。
誰かから言われて行動するような、雇われ根性しかないなら、常に言われてから行動するようなら、雇われる側になりなさい。
3.エネルギッシュなスーパーセールスマンやスーパーマーケターにならなければならない。
殆どの人が、ひどい誤解をしています。全てのセールスの方法を否定し、セールスはくだらないものだと考えています。
セールスやマーケティング、コピーライティングについて勉強してください。
最低でも500時間から1000時間勉強につぎ込まないと、セールスは上手くなりません。しかし、やっただけの価値は必ずあります!
そして、それを継続させなければいけません。
ビッグになるには、自分や自分の会社を常に売り込まなければいけません。
4.コントラリアンの起業家であれば、順序や体裁やタイミングなど気にしてはいけない。
成功とは、「2歩進んで、1歩下がる」厄介なものです。
待っていてはいけません。完璧なスタートのタイミングなどありません。「構え、撃て、狙え」この哲学が重要です。
とにかく行動あるのみ!ミスをしたり問題が出てきたら、いつでも調整したり対応することは可能なのですから。
自ら行動し、チャレンジしていかなければいけません。
そして、時間厳守。自分のスタッフやサプライヤーにも徹底させましょう。
5.コントラリアンの起業家であれば、成功するために必要な事はどんな事でもする。
自分が簡単にできない分野については特に。
自分ではなかなか思うようにならない分野で何かをやり遂げる。これこそ最も価値があります。
ビッグな夢を見て、ビックに考え、それから、どんな行動をするのか決め、後はそれを成功させましょう。
6.自分の行動には責任を負わなければならない。
これは、あまり理解されていませんが、人生の大切なルールです。
大小に関係なく、成功した回数よりも失敗する回数のほうが多いものです。失敗から学びましょう。失敗した後の事態を受け止め、言い訳や誰かのせいにするのではなく、前に進みましょう。
これは、成功のためのビッグシークレットです。
有難いことに、私は過去自分が犯したミスや失敗から学び、それを毎日生かす力を持っています。(実は、今でも失敗はしていますが、、、)
失敗を克服することで、いつまでも学び、成長することができます。
実際、失敗しなければ成功し続けることはできなかったでしょう。なにより、失敗していなければ、成功と失敗の大きな違いを知ることも、成功した後の喜びも感じなかったでしょう。
そして、想像以上にうまく出来たその瞬間を喜び、貴重な体験を有難く思うこともなかったでしょう。
7.コントラリアンの起業家であれば、悩みの種になる借金をしてはいけない。
過度の借金と高金利は、成功のチャンスを確実につぶします。借金を負っている余裕など皆さんにはありません。
20代で私の人生は大きく変わりました。20代で私は自動車ローン、住宅ローン、全てのローンを完済し、借金地獄から解放されました。それ以来一度も借金をしていません。
成功のチャンスを最大限活かしたいのなら、借金をゼロにしなければいけません。大成功するためには、早急な完済が最も重要であると認識しましょう。
そうしなければ、どんなに汗水働いても自分は相変わらず貧乏なのに、クレジットカード会社と銀行の私腹を増やすだけです。
多くのビジネスオーナーは、終わりなき不必要な支払いや金利に追われ、自分で自分の首をしめています。今こそ、頭痛の種である借金モンスターの息の根を止めましょう。
―テッド・ニコラス