ダン・ケネディは、前回の記事を読んでいないのでしょうか。
それとも、検閲するよりは自由に働かせた方が価値は高いと考えたのでしょうか。
前回は、なぜダン・ケネディが密かにインターネットを気に入っているのか、
その6つの理由をお話しました。
というわけで、残りをお話しましょう。
それでは、ダンがインターネットに興奮している理由をもういくつか見ていきましょう。
理由7 ― ニッチ
商品はニッチに向けるべきだと、ダンが繰り返し話しているのを何度聞いたことでしょうか。
天文学的数字にのぼるでしょう!
インターネットでは焦点を絞り、マーケットに合わせた的確なメッセージを送ることがずっと簡単にできるのです。
例えば、あなたが住宅ローン仲介業者だとしましょう。
ここで、すべての住宅所有者に対して全く同じ手法で売り込む代わりに、実際に特定のマーケットに合わせて特定の「待ち受け」ページを作成することができるのです。
ですから、もし医師に対して広告を打つのであれば、その販促ページには医師が住宅ローンで節約したという証言広告や事例を載せるのです。
それだけで十分ではありません。
もし徹底的に的を絞るのであれば、更なる手を打つこともできます。
個々の専門に合わせるのです。
心臓専門医が見るようなウェブサイトに広告を打つのであれば、「心臓医のためだけの住宅ローン」などという見出しをつけた待ち受けページへと導くなどの手法です。
事実、科学技術の魔法を使えば、閲覧者がどこを経由してあなたのウェブページに来たのかに合わせて適宜変えることができるのです。単純な変数なので、どんな「技術屋」でもできます。
例えば、見出しが「A(変数)のあなたは住宅ローンを最大57%節約できます!」で、その人がどこからクリックしてきたかによって変数が挿入されるわけです。
理由8 ― 反応の良いニッチを探し出す
より限定的なマーケットに合わせてメッセージを送ることができるだけでなく、インターネットなしではほぼ発見不可能なニッチ市場を素早く、簡単に探し出すことができるのです。
インターネットの最大の利点の一つは、人々が既にニッチに合わせてグループ化されていることです。
http://groups.google.comにアクセスすればほとんど知られていないようなマイナーなトピックに関するグループを見つけることができます。
あなたの理解を深めるため、ちょっとした事例を二つ挙げましょう。
まず、19歳の男子学生の事例です。
彼はカーマニアのとても小さいグループに対して売り込みをしています。
彼らの興味があるのは、ホンダ アコードのエンジンを取り出してホンダ プレリュードに取り付けることで、それはプレリュードの車体はより軽いので、もっとスピードが出せるためです。
その男子学生は、彼らに対してモーターを壊すことなく正しく「エンジン交換」する方法の説明書を販売しているのです。
この坊やは月に20万円以上も稼いでいるのです。
次に別の女子学生です。
彼女は、私がパートナーのジム・エドワーズと共同運営している実習プログラムに参加しており、髪を引っ張る癖をやめる方法に関するEbookを販売しています。
彼女はまだ始めたばかりですが、一部3,900円のEbookをたった数ヶ月で既に600部も売り上げています。
理解していただきたい重要な点は、インターネットなしではこうした「ミクロニッチ」を探し出すことはほぼ不可能だっただろうということです。
加えて、そのニッチグループに対して的確なメッセージを作成することで、彼らにそれがまさに自分のための商品だと信じさせることができ、購入につながる可能性が高いのです。
理由9 ― 追跡能力に優れている
ウェブページにおけるすべてのクリックが監視、追跡、記録できます。訪問者があなたのサイトをどのように見てまわったか、どのページをクリックしたか、どの程度の滞在時間かが正確にわかります。
そうです。
これがウェブの最大の利点であり、どのリンクがクリックされているか(場合によってはクリックされていないか)が簡単にわかるのです。
この機能はまるで読心術のようなもので、どの「行動呼びかけ」が訪問者の購入につながるのかがわかります。
ではこれはどうでしょうか?
訪問者があなたのセールスレターをどこまで読んだかを見極めることができます。
事実、あるソフトウェアを使って、見込み客がセールスレターやウェブページをどこまでスクロールしたかをx/y座標で示すことで、どこで彼らが逃げ出したかを推測することができます。
ダイレクトメールや印刷された広告では、こうしたことは絶対にできません。
しかし、ウェブではテクノロジーの魔法により可能なのです。
インターネットの一つの利点ですね。
理由10 ― 即座にフィードバックが得られる
なぜあなたのウェブページでは売れないのか、知りたいですか?
なぜあなたのオファーがだめなのか、知りたいですか?
単純です。聞いてみれば良いのです。
想像してみてください。
見込み客があなたのダイレクトメールをゴミ箱に捨てようとしている瞬間、彼らを止めて、なぜ購入しないのかを質問するのです。
インターネットでなくてはありえないことです。
オンラインではこうした機能を設計すれば良いのです。
一つの手法としては相手がサイトを離れようとした場合にのみ出るポップアップを作ることです。
彼らが購入しないのは明らかなため、彼らにアドバイスを求めるチャンスなのです。
ポップアップを使い、正直なフィードバックをもらえれば無料で何かを差し上げますといった方法で見込み客を買収するのです。
この優れた方法は販売の妨げとなっているものを見つけ出すための手法でもあるのです。
さて、最後の理由です。
理由11 ― 販売あたりのコストが固定されている
私が紹介して販売につなげた売上100円につき、25円か50円を私に支払ってもらえるでしょうか?
では、販売につながり銀行にお金が振り込まれた後でのみ私に支払うというのはどうでしょうか?
考えなくてもわかりますよね?
基本的にはアフィリエイト・プログラムの話です。
商売人として、あなたはあなた独自のアフィリエイト・プログラムを運営でき、販売につながった後にのみアフィリエイト・コミッションを支払うことができます。
つまり、何であれ売上に対してコストが固定されているということです。
広告費をまかなうだけの売上があるかを心配する必要がないのです。
この方法で損をすることはまずありません。
私のアフィリエイト・プログラムでは、デジタル商品については45%を支払います。
ですから私は4,000円の販売に対し、売上あたりのコストが1,800円になることがわかっています。
私はフロントエンドで金を稼ぎ、バックエンドでさらに多くの金を稼いでいるのです。
ここに挙げたような理由により、私たちのような心得たマーケターにとって、インターネットは、より収益の見込める(そしてより重要な)媒体となっているのです。たとえ、ダンがコンピュータが嫌いでも、、、
ヤニク・シルバー
PS
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