前回まで、「テスティモニアル・マーケティング」という、特別なタイプの口コミ広告についてお話しました。
今回は、この戦略の応用編について、お話したいと思います。
あなたに、考えてもらいたいと思っている、このアイデアの応用は、2つあります。
1.地理的なターゲット・マーケット
2.顧客のカテゴリー・マーケティング
それでは、両方のタイプのテスティモニアル・マーケティングの実例として、写真屋さんを見てみましょう。
その写真屋は、フィフス・ストリート・センターという、ショッピング・センターにありました。
その同じセンター内に、また、満足してくれていて、ひいきにしてくれている常連として、お店やオフィスがありました。
ここで、抜け目ないマーケティング戦略が登場します。
(1.地理的なターゲット・マーケット)
それは、フィフス・ストリート・センターの他のすべてのテナントにコンタクトを取って、満足してくれている顧客が、同じセンター内にいることを示したり、話したりするのです。
見込み客は、あなたを良いように見てくれますし、あなたにすでに、顧客がいることで、いい印象を与えることができます。
また、その写真屋には、満足してくれていて、ひいきにしてくれる常連として、2つの建築設計会社がいました。
ここでまた、抜け目ないマーケティング戦略が登場します。
(2.顧客のカテゴリー・マーケティング)
それは、商圏にある、他のすべての建築設計会社に、満足してくれている顧客として、これらの建築設計会社がいることを、示したり、書いたりしている、ダイレクトメールを用意するのです。
そのダイレクトメールには、これらの設計会社の写真やコメント、彼らのために今までしてきた仕事内容のリストを同封してもいいでしょう。
これは、顧客タイプによるターゲット・マーケティングです。一人の建築士が、他の人を連れてきてくれるのです。
ほとんどのビジネスは、この第三者による影響力というファクターをほとんど使っていませんし、ほとんど効果的に使えていません。
彼らが、それを利用できるにもかかわらず。
私は、あなたに、あなたが自分の既存客の影響力を使って、新しい顧客を引き付けるための方法を、常に探し続けることをオススメします。
この応用として、対面販売でも同じように使うことができます。
ストーリーで売ったり、事実だけで売ったりするのです。
もし、あなたが対面販売、または、グループに対してセールスするような状況と関わっている
のであれば、第三者のストーリーを、もっとたくさん話すことで、あなたのクロージングが、さらに向上することでしょう。
ほとんどの人たちは、事実よりも、ストーリーに感動するのです。
ストーリーが売り、事実は語るのです。
また、顧客に近づくためにも、あなたの顧客を知ることで、あなたは、他の顧客にセールスす
るときに、効果的で役に立つようなストーリーやお客様の声を得ることができるのです。
ダン・ケネディ