この不況の中、【ザ・レスポンス】シルバー読者の皆さんも、毎日必死に頑張っていらっしゃることと思います。
不況は、通常厳しい状況と認識されがちです。しかし、マーケティングの世界で大切なのは、景気の良し悪しに関係なく、認識こそが真実だということです。
私はこれまで少なくとも3度の不況を経験してきましたが、こうした厳しい状況で必要なのは、不況に対応したマーケティング・コミュニケーションを実践することです。
不況が続く中でも、商品やサービスの売上増加を実現する方法はいくらでもあります。
有効な対策の一つは、不況を乗り切る手段として、顧客にあなたの商品を使ってもらうようにすることです。
私は、景気に応じた対策を採り入れることで、いわゆる好景気よりも不況の時期にこそ、より大きな収益を上げてきました。
これまでに、数多くの質問が私に寄せられます。それに対し、私は独自の効果的なマーケティング対策やコピーライティング手法を提供しています。
先ほども、指導プログラムのメンバーであるビタミン製品業者のマーケターに返信したところですが、私が提案した対策とコピーライティングを使えば、彼事業はきっと上手くいくでしょう。
ただし、他のコピーと同様に、ヘッドラインとコピーはすべて必ずテストを行ってください。これはここで私が発案しているものも含まれます。
メルマガの読者の一人から以下のような質問がありました。
「私は不動産開発業と建設業を営んでいますが、過去6カ月で売上が50%以上もダウンしました。もし、テッド・ニコラスさんが私の立場だったら、売上回復のためにどうしますか?」
T.Tさん、これが私の答えです。
厳しい状況においては、クリエイティブなソリューションが求められます。ユニークな対策の例を一つ出しますと、私なら、二世帯住宅プランを設計させます。そして、住宅プランを売り出す際に使えるスケールモデルをつくってもらいます。コピーは以下の通り。
「もう、家賃は払いたくない。」
(ヘッドライン)
「いま唯一確かな不動産投資!」
(サブヘッドライン)
あとのコピーは、こうしたポイントを強調させます。
そして、景気に関係なく住宅は常に需要があることも付け加えます。
さらに、
「二世帯住宅の両方を貸し出すこともでき、また片方に住んでもう一方を貸し出すことも可能。」
なども使います。
不況の中で商品を売るために、どんな建設的なアイデアを出せるか。いいアイデアが出れば、それは大きな成功につながるかもしれません。