情報ビジネスの終焉 No5

増える競合と短くなる商品寿命
 
もう一つは、競合が鬼のように増えているという事。

そして、誰でも簡単にスタートできるので毎日のように新しい人がビジネスをスタートする。

もちろん、おいしいマーケットだったら、競合があっという間に増えてくる。

大きいマーケットじゃなく、ニッチな、小さいマーケットでさえ、競合が増えてくる。

小さいマーケットで競合が増えたら、あっという間に売り手のほうが多くなるだろう。

小さい、廃れている商店街に行くと、明らかにお客の数より店員の数のほうが多い。

なんて店を見た事があるだろう。あんな感じだ。

アドワーズやオーバーチュアなどの検索エンジン広告はあっという間に値段が上がって(オークション形式で値段が決まるので)、無料

レポートスタンドにはレポートが毎日のようにアップされてくる。

考えてみよう。

1000人のお客がいるところに、5人のレポート提供者がいるのと、100人のレポート提供者がいるのではどうなるだろう?

こういう無料レポートスタンドとかでは、アフィリエイターも参加してくるので、その競争率といったら凄まじい。

広告主が多いので、広告の値段はあっという間に上がる。

それと同時に広告の反応はあっという間に下がる。

そして、昔のように安く反応の取れる時代はあっという間に終わる。

そのために最近では、情報ビジネスの本がたくさん出版されて、“情報ビジネス”を知らない新しい客層を取り入れようとしているが、

アマゾンなどで見るとほとんどの本が酷評を受けている。

さらに、商品の寿命がとても短くなっている。

もともと情報商材のほとんどがブームで売れる中身のないようなものがほとんどで、半年後には使えなくなるようなモノばかりなので、

商品寿命が2~3か月しかない。これが一般的な情報商材と呼ばれるものだ。

そして、次から次へと新しい商品が出てきていて、それが全体の商品寿命を縮めている原因にもなっている。

その結果、情報起業家は次から次へと新しい商品を作らなければいけなくなる。

しかし、それができる人はほとんどいないので、ほとんどの人が一回だけ売れるいわゆる“一発屋”で終わってしまう。

※ちなみに一発屋で終わるくらいなら元々売れない方がましだ。

まぐれで月に数百万円売れたからといって会社を辞めて独立などしてしまったら大変だ。

ビジネスをやれば儲かったお金はあっと言う間に底をつき、今まで持っていた“安定した収入=生涯続く給与”を失ってしまうことにな

る。

これはミュージシャンやお笑い芸人の一発屋がいかに悲惨かを見ればわかる。

一時の数百万を得るために様々なものを犠牲にしてしまっているのだ。

from 小川忠洋


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