情報ビジネスの終焉 No11

Income VS Equity


僕はケネディの商品やらセミナーに、もうかれこれ軽く1000万円以上は投資しているが、

僕がケネディから習ったことで最も大きな影響を及ぼしたもの、それはincome VS equityという考え方だ。

incomeとは収入の事。equityとは、資産や価値の事。

ケネディは言う、『ほとんどの起業家は、朝起きたら、収入の事を考える。

今日はいくら儲かったか?昨日と比べていくら儲かったか?

彼らの言動をみれば、収入の話ばかりしていることに気がつくだろう。

誰はいくらの収入だとかそんな会話だ。

しかし、価値や資産の事を毎日考えている起業家はほとんど、めったにいない。

今日どれくらいの価値を自分のビジネスに加えたのか?

そういう事を考える起業家はほとんどいないのだ』

『そして、価値や資産とは、見込み客の数であったり、顧客とのリレーションシップ=信頼関係であったり、知的財産であったりする。』

そして、価値や資産というものは、繰り返し繰り返しあなたにお金を作ってくれるが、収入と言うものは、使ったら終わりだ。

つまり、この価値や資産と収入と言うのは別の言葉でも言い換えることができる。それは、


現在の預金VS未来の預金

と言う事だ。つまり、収入と言うのは現在のあなたの銀行口座にあるお金の事。

資産や価値と言うのは未来のあなたの銀行口座にあるお金の事だ。

そして、ほとんどの人は現在の銀行口座しか見ていないと言うのだ。

どんなビジネスにとっても、最大の資産は顧客との関係だ。

インフォ・ビジネスのように、顧客とダイレクトにタッチできる業種にとっては本当にそれが中心となる。

顧客が中心で次の商品や次のプロジェクトも決まるんであって、あなたがやりたいから決めるのではない。

例えば僕は今このレポートをスターバックスで書いているが、スタバにとっても最大の資産はお客との関係だ。

それはスタバのブランドという形になって表れている。

今、アメリカで最も売れているアイスクリームは、ハーゲンダッツではなくスタバのアイスクリームだ。

スタバはコーヒーの会社なのに何故アイスでも1位のシェアがとれるかと言えば、スタバのブランドにお客が反応したからである。

スタバのブランドをお客が信頼したからだ。つまり最大の資産である、お客との関係を利用して、新しいビジネスを作ったのだ。

実際、ハワードシュルツ自身がこう言っている。

『私たちはコーヒーを人々にサーブするコーヒービジネスではなく、コーヒーをサーブするピープルビジネスに従事している』

そう、僕らインフォ・ビジネスでも全く同じだ。このビジネスはリレーションシップビジネスである。

顧客との関係を築くビジネスである。

この考え方を元にビジネスを構築していくと収入をメインに考えるものと全く違うものができる。

あなたもご存じのとおり、情報起業の世界では、いくら儲かった、いくら儲かったみたいな話しか聞かないだろう。

しかし、長期的に見て、資産や価値のあるビジネスは残るし、価値のないビジネスは消えるのが自然の法則だ。

だから、もしあなたがインフォ・ビジネスをスタートして少しでも儲かったら、そのお金を自分の財布に入れてはいけない。

そのお金を使ってもっと資産をつくるのだ。もっとお客を手に入れるのだ。もっと価値を作るのだ。

もっと、あなたの商品や情報の価値を上げるのだ。

あなたがこの考え方、マインドセットを身につければ、今までとは全く違った規模のビジネスを作ることができるだろう。

もちろん、一度聞いただけで身につくようなものではないと思う。

何度も何度もこの考え方を思い出す必要がある。何なら、パソコンの上の壁にでもこの言葉を張っておくといいだろう。

『ほとんどのインフォマーケターは商品を売るために顧客を獲得するが、億万長者のインフォマーケターは顧客を獲得するために商品を売る。』

ダン・ケネディの最高の格言としてこの言葉があげられる。この言葉はセミナーやカンファレンス、教材などで何度も何度も繰り返し聞かされて身にしみるまで学ぶ必要がある。

まさにこれは「資産と収入」と言う違いを明確に表している。

あなたは、商品が売れただけで喜んでないだろうか?

売上が上がっただけで、お金が入ってきただけで喜んでないだろうか?

そして、そればかりにフォーカスしていないだろうか?

目の前の売上、目の前の利益、目の前の収入ばかりにフォーカスしていないだろうか?

売上が上がる時、商品を誰かが買ってくれた時、あなたは、収入と同時にとても大切な資産を獲得しているのだ。

そう。それは『顧客』の事だ。

極論だが顧客がいれば、ビジネスはどんな商品を扱っても成り立つ。

こう言うと誤解が生じるかもしれないので、ちょっと言い直すと、『あなたの事を信頼している顧客がいればビジネスは成長しつづける』

忘れてはいけない。

いい商品と言うのはこの世に腐るほど転がっているのだ。

しかし、『信用できる人、信用できる会社』と言うのはほとんどいないのだ。

だから、もしあなたが顧客から信用されるようになれば、あなたは毎年新しい商品を加えていくだけで、ビジネスがどんどん大きくなるのだ。

だからどれだけの『信頼された顧客』つまり資産を持っているかで、将来が決まる。

目の前の収入にフォーカスして、せっかく手に入れた資産をないがしろにすると、常に新規客を取り続けなければいけないという過酷なビジネスになる。

フォーカスを『資産』に置くと、例えば今、目の前の利益などは全て資産獲得に投資できるわけだ。

そうすると、他の人の何倍も広告費やマーケティング費用をかけられるので圧倒的なスピードで顧客を獲得することができる。

そして、大量の顧客と信頼関係ができれば、あなたの資産ができたわけだ。

それからは、資産が収入を生み続けてくれる。

実際、僕がビジネスをスタートした時も半年か1年くらいは利益が全く出ない状態だった。

これは、あえてビジネスをそのように作ったのだ。

今の利益を犠牲にする代わりにたくさんの顧客を手に入れたのである。

だから、この言葉を忘れてはいけない。

『ほとんどのインフォマーケターは商品を売るために顧客を獲得するが、億万長者のインフォマーケターは顧客を獲得するために商品を売る。』
 
彼から学んだことをすべてこのレポートに書き込むことなんてのは不可能だ。

だけど、あなたにインフォ・ビジネスというものを理解してもらうためにちょっとした質問をしよう。

この質問を考えるだけでも、あなたのビジネスの視野は一気に広がるはずだ。

from 小川忠洋


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