情報ビジネスの終焉 No14

ビジネスチャンス・サイクル

これから、いわゆるEブックでノウハウ(ちょっとしたトリックのようなもの)を販売して儲かった、情報起業の時代は確実に終わるだろう。

そして、もっともっと高度に複雑化したビジネス、インフォビジネスをできる人間だけが生き残っていく。

つまり、様々な商品群でフロントエンドとバックエンドの仕組みがちゃんとしてて、あらゆるメディアからお客を取ることができる、“ビ・ジ・ネ・ス”だ。

このような現象はどの業界でも起きてきた。

新しいテクノロジーや新しいメディアが登場するたびに、最初はたくさんの人が参入してきてみんなバブルのように儲かる。

しかし、そのバブルははじけて本物だけが生き残るのだ。

インターネットが最初に登場した時を覚えているだろうか?

インターネットを使ってビジネスをすれば世界中を相手に商売ができるということで、様々なお店がこの媒体に参入した。

京都の有名な傘屋が、傘をインターネットで売ってめちゃめちゃ儲けているという話が広がって、様々なお店がインターネットで商売をしようとしたがほとんど上手くいかなかった。

最初、インターネットでビジネスをすれば誰でも儲かるというような状態だった。

どこで利益を上げるのか分からないようなビジネスでもベンチャーキャピタルからお金が出て何億円と言う資本を、スタートの時から持った会社がたくさんあった。

それらの会社がしたことは、そのお金をくだらない事に使い果たして、ベンチャーキャピタルに大損させて、ドットコムバブルを引き起こしたくらいだ。

インターネットがいくら凄いと言ったって、きちんとしたビジネスモデルと売れる商品を持っていない限り無意味だったのだ。

シリコンバレーでも渋谷でも同じことが起きた。

数えきれない程の起業家がインターネットビジネス=儲かると言うだけで、ビジネスをスタートした。

そして、そのほとんどの会社は今は存在しない。

あらゆる業界でこれと同じことが起きている。

一時、ショッピングモールというビジネスが儲かるということでブームになった時期がある。

あなたもたくさんのショッピングモールを見たことがあるだろう。

しかし、現在、ショッピングモールと言えば、楽天とヤフーショッピング以外に何がある?

信じられないかもしれないが、自動車業界でも同じことが起きていた。

1900年に車を売ればもうかると言うブームがあった時、アメリカに自動車会社は500社以上あった。

しかし、今は、何社あるだろう??

何か、共通点に気がつかないだろうか?

これは、上場したばかりの株でよく見られる現象だ。

新しい会社が株式公開すると、一発儲けてやろうと言う熱狂的な期待を受けて株価は一時、もの凄い水準まで上がる。

そして、過剰に評価されてるもんだから、あるポイントから一気に冷める。

この時点で一発儲けてやろうと思っていたほとんどの個人投資家は損して撤退する。

その後、冷めた後に、その会社の本当の将来性が評価されて着実に上がってくると言うものだ。

同じカーブが新しいビジネスの業界でも起きている。

今、情報ビジネスと言うジャンルは荒れている。

めちゃめちゃたくさんの人が参加してきて、

「ダメな人間が楽して儲ける」みたいなイメージがある。

そして、お客とのトラブルがとても多いのだ。

しかし、一方で、このジャンルはめちゃめちゃ伸びていて、めちゃめちゃ利益性が高いので、全国民が知っているような上場企業とかが注目している。

実際、そういったビジネススキル、人材、お金などのリソースを豊富に持っている人たちが参入してきたら、Eブックを売ってるだけの情報起業家に勝ち目はない。
 
これに関して、話していったら丸2日くらいのセミナーになってしまうだろう。

いつか、そんな事をやってもいいけど、今回は、いま情報起業家と呼ばれる人たちのほとんどがやっている間違いについてお話しておく。
 
その間違いを修正するだけでも、あなたのビジネスは圧倒的な伸びを見せるだろう。

そして、あなたのインフォビジネスは死ぬ事はないだろう。

from 小川忠洋


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