広告代理店は測定不可能なレスポンス広告が好む!

もう少し実際的なアプローチに、

私が「測定不可能なレスポンス広告」と呼んでいるものがあります。

このタイプの広告では、何かを売ろうとはするのですが、

それでも基本的にその成果を測定することができません。

特定ブランドの車のテレビコマーシャルがこれに当たります。

これらのコマーシャルの意図は、

ショールームに足を運ぼうと思わせるだけの興味を引くことですが、

今週ショールームに訪れた人の何人がコマーシャルの影響を受けたのか

を知る手だては実際のところありません。

コマーシャルではなく、ディーラーが出した新聞広告を見ただけで

ショールームに来たのかもしれません。

多くの中小企業は、このタイプの広告の罠にはまってしまいます。

電器店、レコード店、衣料品店、デパートはすべてセール広告を出します。

どんなセール商品があるのかを知らせる広告です。

しかし、その広告を見たから来たという人がどれだけいて、

見なくても来たかもしれない人がどれだけいて、

同じ広告でもどのメディアをどれだけの人が見たか

ということを知る手段はありません。

当て推量はできます。

今週末の来客数が先週末より多かったのは

広告のおかげだと思うわけですが、

それで事態はさらに悪化します。

ニュースレター、2つのラジオ局、チラシでセールの開催を宣伝するとして、

効果があったメディアとなかったメディアを

どうやって知ることができるでしょう?

もう一度言いますが、

広告代理店とメディアがこのタイプの広告を好む理由は、

広告主がその成果を測定することが難しいからなのです。


ダン・ケネディ


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